【解析練習】おおはた雄一 - 「ラグ・タイム」より おだやかな暮らし
解析練習をはじめます
自分を鍛える意味で、特定の楽曲に絞らず、そのときの気分で尊敬している人達の楽曲を分析していきたいと思う。
書いていることは批判的なことにはならず、
中立的な位置で、事実を見ていくよう心がける。
ちなみに答えあわせなどはしないで、自分が感じたものや感じ取ったもので記載しているので、間違っていたとしてもそれに関する内容についてどうにかするものではありません。
解析練習曲その1
おおはた雄一 - 「ラグ・タイム」より おだやかな暮らし
登場する楽器
こえ ドラム(クラッシュ・ライド・ハット・バスドラ・スネア) クラシックギター? アコースティックギター クラリネット? トランペット サックス
ドラムとギターから始まる。
トラックを再生した直後に、シンバルのアタックを抑えた感じの、
耳に馴染みだけを残す余韻が広がる。
冒頭の違和感を一気に消して、その空気を背負ってギターが歩きだす。
曲の出だしは、アコギがセンターに。
少し強め、という印象。
クラシックギター(ナイロン弦?)も一緒にセンターに。
ドラムは、ハットを強めにmix。
hiでもlowでもない、丁度良いところを気持ち押し出したような感じ。
ほとんどどの楽器もセンター気味。
スネアはモノ自体を無理に鳴らさず、聞き馴染みの良いチューニングと、無理のないタッチ。pearlのセンシトーンなどでも比較的再現しやすそうな音。
クラッシュ及びライドはBOSPHORUSあたりのような伸び感。
ベース音(単純に、一番低い音)も気持ちの良い音でループさせている。
最初の間奏。mpくらいの印象で、管楽器達が登場してくる。
1:30あたりに、ギターのキュイン、という音。
1:40を始め、ハットの開く時だけ、広がるように切り貼り?配置を変えている気がする。音量は少しここだけ削っているのかも。
それとも、エアーのものやステレオのものの効果か。単一方向からではなくて、
別の方向から聞こえるような音によって、広がり感が演出されているのだろうか。
このタイミングで、歌入りするおおはたさんのリップノイズが少しだけ聞こえる。
次のサビからも管楽器が登場し、やさしいような感じと、飾りをうまく沿える形で演出をもり立てている。
ちょうど2:30からドラムがライドに移って、広がり感の演出。
余韻は残しているが、あくまでアタックの耳につきそうな部分は全てカット、
タイム感を失わないのを原則に潰して、余韻を主張するような感じ。
その上で、管楽器のアンサンブルと、トランペットの伸びやかなアドリブソロ。
他の楽器のアンサンブルから受け渡しを考えているような、入り方で、気持ちが良い。
ライドには、シズルがついているものを別に用意してあるのか?クラッシュライドみたいなものが用意してあって、それによってシズルが適宜鳴らされている感じ。
管楽器のマイク、サーノイズ、もしくはブレスの音がノっていて、
3:40あたりは右から特に「サァーッ」という音が聞こえてくる。
3:33に不思議な音?が入っている。一度mp3に変換した音源だから、そのせいで何かの音の像が崩れているのかも。
バスドラの音だけ?イントロに比べ、アウトロ時に、音量ではなくEQのせいか?少し気持ち大きくなっているというか、アタックがはっきりしているというか、
なんとなく大きくなっているような「印象」を与えている気がする。
アウトロでは若干ディレイ感が強いか?
最後は管楽器からフェードアウト、
その後にベース音とドラムが同時にフェードアウトしている。
総括
色々なものが「気持ちいい/心地良い」を基準に演奏・録音・mixされているようなトラックで、まさにこの詩が望んでいる”おだやかな暮らし”を表現されているなぁ、と
いう印象を受けました。
皆様ステキですね。
自分にできる社会貢献の検討
足跡
一歩一歩の足跡と
これから足跡をつける先と
踏みしめましょう
進みましょう